かじ皮フ科クリニック院長ブログ

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2017年 09月 21日

帯状疱疹の新しい薬:アメナリーフ錠

 めっきり涼しくなりましたね。暖かい食べ物がとても美味しくなってきました。


 先日新しい帯状疱疹に対する抗ヘルペスウイルス剤が発売されました。こちらは確か5年ぐらい前でしょうか?治験をさせていただいた薬剤だったと思います。その前に帯状疱疹とは?


○帯状疱疹 

みずぼうそう(水痘)の再感染(再活性化)です。小さいときに罹った水痘ですが、ウイルスは体の中から消えず、背中にある神経節に潜んでいます。 体調不良、過労、老化など免疫が下がるとどこかの神経節から神経に沿って水疱が出てきます。

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帯のように皮疹がありますよね。

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拡大すると一つ一つは水疱で、局所的にみずぼうそうが再発しているような皮疹ですね。


痛みが強い場合や時に神経麻痺を起こすこともあります。治療は抗ヘルペスウイルス剤の内服、点滴と外用治療になります。


○アメナリーフ錠(200)

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こちらの薬剤ですが、現在使われている内服の抗ヘルペスウイルス剤であるバルトレックス、ファムビルとは少し違う作用機序の薬剤です。効果についてはたぶんそれほど大差はありませんが、最大の特徴が2つあります。


1.1日1回内服 
 これは助かります。バルトレックス、ファムビルは1日3回。お昼の内服がどうしてもできないということがありますよね。


2.腎機能などあまり気にする必要がない。 
 バルトレックス、ファムビルは腎排泄のため、腎機能に応じて薬剤量を決めないといけませんが、アメナリーフは腎排泄20%程度で、75%が糞中排泄です。

○価格(1日薬価)ですが、

アメナリーフ:3000円前後
ファムビル:3000円前後
バルトレックス:2500円前後

です。帯状疱疹は痛い病気ですので、十分効果がある薬剤が良いですよね。不十分な治療の結果、神経痛が残ったり、傷跡が残ったりします。当院でももちろん処方出来ますし、実際使っております。是非。


by kajihifuka | 2017-09-21 08:47 | 検査や治療などについて | Comments(0)


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